月別アーカイブ: 10月 2009

第七怪 奇怪なきのこ

これはとある知人から聞いた奇怪な話。 三浦エリカ(24歳)は同僚の2人と一緒に、 「とびとび山」に山登りをしていた。 今まさに丸の内OLの間では空前の登山ブームが到来していたからだ。 エリカは丸の内OLとは程遠い、冴えない新潟のOLではあったが、毎月購読している女性情報誌「丸の内ピュア」に 「丸の内OLの間で空前の登山ブーム」の記事を読み同僚を誘いブームに乗っかったのである。 「とびとび山」は登山初心者向けの標高の低い山です。 ほんの1時間程度でエリカ達は頂上に到着した。 到着したエリカ達は各々で用意したお弁当を食べようとシートを広げた。 ふと目線を下にやるとそこにはなんとも奇怪なきのこが生えていた。 周りを見渡すとその奇怪なきのこは辺り一面にも所せましと生えていた! その光景もまたなんとも奇怪だった。 これは確か、、、 リュックに入れてあった「丸の内ピュア」を開いて見る。 そこには奇怪なきのこの写真が載っておりその記事には、 「舐めると運気UP!!おかげで結婚できました!」などといううさん臭い記事が書かれていた。 しかし、結婚という言葉に弱い冴えない独身OLの3人にとってはワラにもすがるそんな気持ちで、少しだけと、そのキノコを舐め回した。 ペロリペロリッ! 運気を逃すまいとしゃぶりつく3人。 すると奇怪な事にしゃぶられた、キノコはみるみるうちに大きくなっていった。 3人は驚いた。 それでも舐め続けると キノコから白い液体が ビュッ! ビュッ! ビュッ!!! その液体はエリカの顔面にかかった! 「キャー!!」 エリカは思わず悲鳴を上げた。 他の二人の顔面にも白い液体は勢いよく発射された。 なんとも奇怪に思った2人はすぐに顔をタオルで顔を拭き気持ちが悪いとその奇怪なキノコから離れて行った。 キノコが生えていないところでお昼を食べようと言った。 しかしエリカは逆だった。 大きくなったり白い液体を発射したり、その奇怪なキノコに神秘のようなモノを感じていた。 二人の目を盗み、待っていたサバイバルナイフでそのキノコを切って持ち帰ることにした。 スパッ、、、、、、、 なんのためらいもなくエリカはそのキノコを切り取った。 すると「ギャーーーーーーーーーーー!!!!!!!」 すぐそばの地面の中から男の叫び声がした。 先を歩いていた同僚の二人もこちらを振り返った。 切ったキノコの側面からは血のような赤いものがでて止まらない。 地面から男が飛び起きてきた。! … 続きを読む

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第六怪 奇怪なお肉

これはとある知人から聞いた奇怪な話。 吉岡トシロー(35)は実家の向かいにある、「焼き肉アカサタナ」という焼き肉屋を なんとも奇怪に思っていた。 「焼き肉アカサタナ」はトシローが産まれる前からあったようだ。 何故「焼き肉アカサタナ」を奇怪に思っていたかというと、 実家の向かいにあるという事もあり、幼少の頃から毎日のように「焼き肉アカサタナ」の前を通るが、今まで一度も店が開いているのを見た事がない。 物心ついてから30年近くは店の前を通っている。 決して営業してないわけではない。 その証拠に店の主人と思われる人間が、ノレンをしまっている姿を何度か目撃した事がある。 それは午前7時だったり午後3時だったり、夜中の1時だったりとまちまちではあった。 主人の姿を見たといっても後ろ姿だけで正面からは見た事がない。 なんとも奇怪だ。 何故営業しているにも関わらず、一度も営業時間に前を通れないのか? しかも主人を正面からも拝めない。 まるでこの焼き肉屋は自分を避けているようではないか!? 35歳になったばかりのトシローはこの奇怪な出来事に答えを出す決意をした。 平日だったが仕事をさぼり、いつも出勤して家をあけている時間に、 木陰から焼き肉屋をのぞいていた。 木陰に隠れ2、3時間が経過した頃だった。 店の主人がひょっこりあらわれた。ノレンをかけていた。 店の主人は背が150センチくらいの小柄な男で歳は70歳くらいの爺さんだった。 トシローの胸の鼓動が速くなった。 今だ! 開店と同時にトシローは店の中に入る事に成功した。 暗い店内で木のテーブル席は油っぽく清潔とは決して言えない。 「いらっしゃい」 主人が奇怪に笑いながら言った。 「メニューは?」とトシローは聞くと。 「メニューなどありませんよ。焼き肉やですから、お肉しかありませんよ。」と主人が答えた。 お肉って言っても、いろいろあるでしょ。 そう思ったが、トシローは「じゃあ、お肉で。」と注文した。 10秒もたたないうちに「お肉」がのった皿がでてきた。 それは、牛肉?豚肉?鶏肉でもない。 確かに何かのお肉であるような気もする。 どのお肉にも似ているがどれとも違う。 少し古いのか箸で突くと固くてあまり美味しそうではない。 主人に、「これはなんのお肉ですか?」とトシローは聞いた。 が案の定「お肉はお肉ですよ。」 と主人は奇怪に笑うだけだった。 気味が悪かったが、食べない訳にはいかないので、 … 続きを読む

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第五怪 奇怪な名前

これはとある知人から聞いた奇怪な話。 彼の名前は、ホクチィトルベールマイケルチョコチンポニョペニョチーチクオマンコペロポンカルイザワハアッタカイネペジェグリーニャ…. おっと、この辺でやめておこう。 とにかく彼の名前は奇怪な程に長い。 その事で彼はバカにされた。 名前の変な一部分を抜粋され、「オマンコ」「カルイザワハアッタカイネ」などの 変なあだ名をつけられた。 しかし彼は時に皆から慕われた。 その理由は、学校の授業で出席をとる時、先生が彼の名前を読み上げるのに 一時間かかり、それだけでその授業がつぶれたという出来事があったからだ。 そうなれば先生もなにか対策を練らねばと、 半月も過ぎれば「ホクチィトルベールマイケル」あたりで止めて 返事をさせた。 この名前で彼が一番心を痛めたのは 誰にも名前を覚えてもらえないという事だった。 親にも覚えてもらえないほどだ。 そんなある日、彼も恋をして結婚を考える女性が現れた。 そして結婚を決定づけるある出来事があった。 それは彼女のステファン・ソリーナが、 普段は彼を「ダーリン」と呼んでいたのだが、 その日彼女は、彼の名前を何も見ないで完璧に呼んだ事だった。 彼はそれを素直に喜び結婚に至ったのである。 しかし彼女が完璧に呼んだ彼の名前は途中からデタラメだった。 彼も自分の名前を最後まで覚えていなかったのである。 …終わり

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